口臭も要治療のサインになっていることがあります

 口臭について気にされる方も多くいらっしゃると思います。
以前ご紹介した洗口液を活用されている方もいらっしゃるでしょう。

 この口臭には様々な原因があり、中には簡単なケアで構わないものだけでなく、何かの病気で診察を受けたり治療が必要なケースもあります。
ここでは口臭の原因となる場所に着目してみます。


口臭というくらいですから、原因場所が口というのは普通にありますね。
ただ、一口に口と言いましても、細かく見ていくと、歯(虫歯・歯垢・歯石)、歯茎(歯周病)、舌(舌苔)と分かれます。
虫歯や歯垢、それに歯周病は毎日の歯磨きが予防に有効です。
歯石の場合も予防には歯磨きが有効ですが、出来てしまってからですと歯磨きでは取り除けないので、歯科医院で除去する必要があります。
舌苔も舌のケアでが口臭予防に効果的です。舌のケアについては、以前取り上げた「舌もケアしましょう」もご覧ください。

喉と内臓
ニンニク料理などにおいの強いものを食べた後の口臭では胃の中に原因がある。
という話をよく聞きますが、ここでは普段の口臭について考えます。
実は健康な方では、内臓が普段からの口臭の原因になる事はあまりありません。
喉が原因の場合も、咽頭炎など何らかの症状が考えられます。
そしてここで言う内臓は口から喉、食道を経て直接つながる胃に限らず、腸や肝臓、腎臓など一見関係なさそうな臓器も含まれます。
口腔ケアが口臭に役立っていないと感じられる場合は、健康診断の結果をよく見てみましょう。
もし、再検査や精密検査を受けるよう書かれているのに受診していない場合は、検査を受けてはどうでしょうか。


口とつながっていると言えば、鼻も該当します。
鼻の病で膿などがたまっていると、それも口臭の原因となります。
鼻だからすぐに臭うと思うかもしれませんが、逆に慣れてしまうので、鼻の臭いとして自分で気づく事は少ないでしょう。

 原因が口の中にある場合は、歯科医院での治療が有効です。
特に歯石については一般の方が鏡で見ても分かりにくいので、歯科医院での確認が重要です。
気になる場合は、一度受診されるのをお勧めします。

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