電動歯ブラシの種類：3つの駆動方式を徹底比較！自分に合った1本を見つける

電動歯ブラシは、ブラシヘッドの動きによって大きく3種類の駆動方式に分類されます。それぞれに特徴があり、メリット・デメリットも異なります。自分に合った電動歯ブラシを選ぶためには、それぞれの駆動方式の特徴をよく理解し、自分の歯の状態やニーズに合致するものを選ぶことが重要です。

回転式

ブラシヘッドが左右に回転することで、歯垢を物理的に掻き出すように除去します。歯垢除去力が高く、頑固な汚れにも効果的です。

・メリット：
　歯垢除去力が高い
　頑固な汚れにも効果的
　価格比較的安価
・デメリット：
　歯茎への負担が大きい
　音や振動が大きい
　毛先の広がりやすい

振動式

ブラシヘッドを高速で振動させることで、歯垢を浮き上がらせて除去します。歯周ポケットの奥まで届きやすく、歯茎への負担が少ないのが特徴です。
・メリット：
　歯周ポケットの奥まで届きやすい
　歯茎への負担が少ない
　静音性が高い
・デメリット：
　歯垢除去力が回転式に比べて劣る
　価格が高い

超音波式

超音波振動で歯垢を浮き上がらせ、水流で洗い流します。歯と歯ぐきに優しいのが特徴ですが、歯垢除去力は回転式や振動式に比べて劣ります。
・メリット：
　歯と歯ぐきに優しい
　細かいところにもブラシが届きやすい
・デメリット：
　歯垢除去力が回転式や振動式に比べて劣る
　価格が高い

電動歯ブラシの注意点：効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐ

電動歯ブラシは、手磨き歯ブラシと比べて強力な清掃力を持った虫歯や歯周病予防に効果的なアイテムですが、使い方を誤ると効果が得られなかったり、歯や歯茎を傷つけてしまうことがあります。電動歯ブラシのメリットを最大限に引き出し、トラブルを防ぐためには、以下の点に注意する必要があります。

1. 力を入れて磨きすぎない

電動歯ブラシは、ブラシヘッドが高速で振動したり回転したりするため、手磨き歯ブラシよりも力を入れずに磨くことができます。
しかし、力を入れて磨きすぎると、歯の表面を削ったり、歯茎を傷つけたりする可能性があります。

2. 研磨剤入りの歯磨き粉は使わない

研磨剤入りの歯磨き粉は、歯の表面を削る研磨剤が含まれています。電動歯ブラシの強力な振動と研磨剤の組み合わせは、歯の表面を削りすぎてしまう可能性があります。

3. ブラシヘッドを定期的に交換する

ブラシヘッドは、使用頻度や歯磨き方法によって摩耗します。毛先が広がったり、硬くなったりしたら、新しいブラシヘッドに交換しましょう。一般的には、3ヶ月に1回の交換が推奨されています。

4. 充電式の場合は充電を忘れない

充電式の場合は、充電を忘れてしまうと、使用時にバッテリー切れとなり、十分な清掃力が出せません。定期的に充電を行い、常に満充電に近い状態を保ちましょう。

5. 防水機能を過信しない

防水機能付きの電動歯ブラシであっても、水に長時間浸したり、強い水流で洗い流したりすると、故障の原因となる可能性があります。使用後は、水で濡らした布で軽く拭き取るようにしましょう。

6. 異常を感じたら使用を中止する

歯や歯茎に痛みや出血などの異常を感じたら、使用を中止し、歯科医に相談してください。

まとめ

電動歯ブラシは、虫歯や歯周病予防に効果的ですが、万能ではありません。
電動歯ブラシはあくまでも歯磨きの器具であり、定期的な歯科検診や歯石除去が必要です。