あなたの歯を守る食事: 歯科のプロが伝授する食材の選び方

今回は「歯」と「食事」の関係性、特に歯に良い食事についてお伝えします。

歯の健康は、全体的な健康と深く関連しています。正しい食事をとることで、口腔内のバランスを保ちながら、歯を健康に保つことが可能です。具体的には、歯に必要な栄養素や食材を積極的に摂取することで、虫歯や歯周病といったトラブルを予防することができます。

歯に良い食材の例

子供の場合、乳歯の健康が永久歯の健康にも影響を及ぼします。小児歯科での経験からも、子供の成長期においてはカルシウムやリンといったミネラルの摂取が大切です。これらのミネラルは、乳製品や魚に豊富に含まれています。

また、硬い食材、例えばリンゴや人参なども歯の健康に良いでしょう。
硬い料理はたくさん噛む必要があり、唾液の分泌も促します。これらの効果により歯茎の血行が良くなったり、口腔内がきれいになります。
ただし、必要以上に硬くて噛むのに力がいるようなものでは、効果が得られない事もあります。噛む回数が増える事が良い効果につながるので、噛む力はあまり関係ありません。何事もバランスです。噛むと歯が欠けるような食べ物を選んでも歯は鍛えられませんし、飴なんかも舐めるもので、かみ砕くものではありません。

清掃性食品と呼ばれる食材も勧められます。これには直接清掃性食品と間接清掃性食品があります。
直接清掃性食品には先ほどの人参のほか、レタスやセロリなどもあり、粘膜に付着する食べかすなどを取り除く効果が期待される食品です。
間接清掃性食品はそれ自体に清掃効果はありませんが、梅干しのように唾液の分泌を促す食品です。

歯に悪影響を及ぼす食材の例

砂糖が多い食品や酸性の飲み物は、歯にとってマイナスの影響を及ぼす可能性があります。これらの食材や飲み物は、虫歯の原因となるバクテリアの活動を活発化させるため、適量に留めるよう心掛けると良いでしょう。

まとめ

最後に、食事だけでなく、食後のケアも非常に重要です。食事後は歯をしっかりと磨くことで、歯の健康を維持する手助けをすることができます。

皆様の歯の健康と、それを支える食事の大切さを改めて感じていただけたら嬉しいです。最新の情報や歯科治療に関する知識を持って、松﨑歯科医院は皆様の健康な生活をサポートしてまいります。

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