8020運動について

みなさんは8020運動という言葉を聞いた事がありますでしょうか。

「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」の「80」は年齢で、「20」は歯の本数を示しています。
この運動は「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動なのです。

ここで20という数値が決められたのは、自分の歯が20本以上あれば、多くの食べ物を美味しく食べられるとされているためです。

一般に高齢になるに従い、自分の歯が減っていく事が多いため、この運動が始まった当初(1989年)には80歳以上の9割を超える方が20本以下でした。
平均寿命も延びている中、日々の食事が楽しめない事は大きな問題だと考えられます。

現在では半数以上の方が20本の目標を達成しているという調査結果があり、多くの高齢者の方々の生活を向上させていると言えるでしょう。

単なる寿命ではなく、健康寿命を延ばす事が目指されている昨今、8020運動について知っておくことは、有意義だと思います。

では、具体的に8020運動で何をすれば良いのでしょうか。

8020運動だからと言って、特別に何かを行う事はありません。
普段から行っている口腔ケアや検診、歯科医院受診について、より関心を持ちましょう。

長年続けている歯磨きなどがケアとして十分かどうかわからない場合などは、かかりつけの歯科医師に相談されると良いでしょう。

当欄でも多くの情報発信を行っています。
何か気づきがあるかもしれませんので、見ていない記事がありましたら、ご一読ください。

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