歯周病と肺炎
高齢者が亡くなる原因として、肺炎はもっとも多い病気の一つです。
そして、歯の健康と肺炎は無関係では無いという情報があります。
肺炎にもいくつか種類がありますが、その一つに誤嚥※を原因とするものがあり、それを「誤嚥性肺炎」と呼びます。
※ごえん:飲食物や唾液が誤って気管に入ってしまう事。高齢になると発生し易くなると言われます。
通常は免疫の力がありますので、誤嚥をしたからといって、肺炎にまで進んでしまう事はありません。
しかし、免疫力が落ちている高齢者が口腔ケア不十分で歯周病を患っていると、歯周病菌のために誤嚥性肺炎になる危険性が高まります。
歯周病の予防と治療は、肺炎予防の観点からも重要だと言えるでしょう。
歯周病の症状は痛みを伴わない事が多いため、定期的な健診が予防のカギとなります。