先手治療のスリープインプラント(インプラントのお話③)
失った歯の代替えの入れ歯やブリッジは永久的なものでありません。入れ歯であれば金属のバネを引掛ける歯に、ブリッジであれば支柱となる2本の歯に、負担をかけることとなります。
将来、これらの歯がダメになってしまうことを想定し、予めインプラントを埋め込んでおくことをスリープインプラントと呼びます。
歯を失ってしまうと、顎の骨もなくなっていきます。予めインプラント入れておけば、顎の骨を失わずにすみます。また、将来、入れ歯やブリッジがダメになったとしても土台のインプラントがあるので、すぐに新しい歯を作ることができます。
まさに10年先までを見据えた治療といえます。この治療は患者さんと歯科医師の長年の信頼関係がないとできません。先手治療は、かかりつけ医という制度なしに語れませんね。
参考文献(あなたの人生を変える歯の新常識 田北行宏著)
帯広 松﨑歯科医院