口内炎は受診のサイン
歯周病の予防では口の中をきれいにして、細菌の数を少なくする事が重要です。
それはむし歯の予防にも繋がるものです。
そのため、当欄でも様々なケアをお勧めしたり、ケア用品をご紹介したりしています。
ところで、このケアですが、口内炎の予防にも効果があります。
口内炎が出来る原因はいくつかありますが、その一つが「ウイルスや細菌などの感染」と言われています。
つまり、口内炎が出来たという事は、ケアが不十分の可能性があります。
(他の原因として「疲労、ストレス、睡眠不足、栄養不足などによる免疫低下」「薬品や外傷等による刺激」があります)
口の中を清潔にするという対策は、予防だけでなく、出来てしまった口内炎に対する対処としても有用です。
歯周病や虫歯予防のケアをしっかり行い、免疫低下の原因も解消する事で、多くの口内炎は自然に治ります。
なお、歯が欠けたり、詰め物が取れるなどして角があったりすると、それが口内炎の原因になる事もあります。
口の粘膜への「刺激」というタイプの原因ですね。
この場合は、歯科医院での治療を行わない限り、原因は解消されませんし、そのような歯の状態を放置しておくのも好ましくありませんので、速やかに受診しましょう。
ただ、ご自身ではそういった歯の状態に気づかない事もあるかも知れません。
原因が解消されないと10日以上口内炎が続く事もあります。
長く続く場合や、口内炎のために食事などに差し障りがある場合には、医療機関を受診するようにしましょう。
口内炎については、歯科・口腔外科、または耳鼻科を受診すると良いと言われています。
口内炎も受診のサインという事を覚えておきましょう。