歯周病治療の傾向と対策
日本人が歯を失う原因の1位、歯周病。
細菌が炎症を引き起こし、歯を支える骨が溶けていく疾患です。ひと昔前までは歯槽膿漏という言葉をよく聞きましたが、この歯槽膿漏は進行した歯周病のことを言います。
歯周病は歯肉炎と歯周組織まで進行した歯周炎の2つに大別されます。歯周炎に進行すると歯ぐきがぷよぷよしたり、膿が出たりします。
最近の研究で歯周病が脳血管疾患や肺炎、関節リュウマチなど様々な疾患に影響することが解明されてきました。全身疾患の予防、軽減のために歯周病を治そうという試みが広がってきています。
本稿では継続して歯周病について取り上げてみようと思います。