歯磨き粉について

 毎日の歯磨きで使う歯磨き剤ですが、液体のものとチューブなどに入ったペースト状のものがありますね。
今回は一般に歯磨き粉と呼ばれているペースト状の歯磨き剤についてお話します。
(実際には「歯磨き粉」と思われている商品の中には研磨剤の含まれていないジェルタイプもあります。 ここではそちらも含めて「歯磨き粉」と表記しています。)

 みなさんはどんな歯磨き粉を利用されているでしょうか。
無くなる度いつも同じ歯磨き粉を買われているという方は、一度他の歯磨き粉にも目を向けてみてください。

 お店で販売されている様子を見ると、多くの種類の歯磨き粉があるのに驚かされるかも知れません。
なぜこんなに沢山あるのでしょう。

 歯磨き粉を使う主な目的としては、以下の2つが挙げられます。

 ・虫歯予防
 ・歯周病予防

 これらはすぐにわかると思いますが、さらに以下のような目的を持つ商品もあります。

 ・口臭予防
 ・ホワイトニング(着色汚れ対策)
 ・子供用

 目的が多数あるため、一つのメーカーからも多数の商品が登場する事になります。

 もちろん、目的外だからといって、効果が無い訳ではありません。
のどの痛みに効く風邪薬にも熱を下げる効果があるように、口臭予防を謳う歯磨き粉でも虫歯予防の効果があります。
最も力を入れている「効能」がアピールされていますが、他の効能もそれなりにある訳です。

 ですので、複数の商品を一度に混ぜて使うといった事をする必要はありませんので、ご自分の歯や歯茎など口内状態に合わせて、最適な歯磨き粉を選ばれると良いでしょう。

 複数の目的のどちらを重視すべきか迷う場合は、日替わりで使い分けるという方法も良いでしょう。
今回は触れていない液体歯磨きと、交互に使うというようなやり方も良いでしょう。

 ただ、このように目的別にすると、家族の中でも状況が異なる事が考えられます。
ですので、ご家族一人ひとりが別々の「自分用」歯磨き粉を用意するのが良いでしょう。

 昨今、新型コロナの流行が問題となっています。
家族間でも感染予防のため、様々な物を共用しないようにと言われています。
これを機に、歯磨き粉も共用しないように考えてみてはどうでしょうか。

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